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記者発表会

「WANTED！」会場イメージ

「WANTED！」ブースデザイン

　メサゴ・メッセフランクフルト(株)は、4月25日（火）、東京・南青山の「CAFE DE NATURE」（カフェ・ド・ナチュール）にて記者発表会を開き、「インテリア ライフスタイル2017」（会期：6月14日（水）～16日（金）／会場：東京ビッグサイト西ホール）の開催概要を発表した。

　「インテリア ライフスタイル」は、国内外のハイエンドなインテリア・デザインアイテム、トレンド、キーパーソンが結集する、注目度の高いインテリア・デザインの国際見本市。毎年さまざまなテーマを設けて展示エリアを展開し、最新のデザイントレンドを発信しているが、その中でもメインとなるのが中央アトリウム会場で行われるアトリウム特別企画である。今年はディレクターに江口宏志氏（mitosaya(株)）を迎え「WANTED！」というテーマで行われる。

　「WANTED！」のコンセプトとは、メーカーなどが展示する商品をバイヤーが仕入れるという見本市の基本部分以外の機能、例えばデザイナーを探したい、製造工場とコラボしたい、スタッフや後継者を探したいといったニーズのマッチングという、見本市が有する機能にクローズアップして、モノ以外の部分で出展者と来場者をつなげようというもの。会場では、そうしたニーズを西部劇にでてくるようなポスターで表現、エリア全体を街並みのように設計し、電柱を模した円柱や壁面などいたるところに貼りだしていく。また各ブースでは、そのポスターとともに「小ロット対応」「OEM」「輸出可」「ENGLISH OK」といったアイコンステッカーを表示し、これまで伝えきれなかった出展者側のメッセージも分かりやすく発信する。
　さらに「WANTED！」エリアでは、ジュエリー特別エリア「JEWELRY – selected by gallery deux poisones」、カフェ「WANTED！STORE」などコラボレーション企画が展開される。アトリウム内のステージでは江口ディレクターによる「WANTED！」にちなんだトークイベントも連日行われる。

「WANTED！」ポスター　ニーズを表示する

　この他にも、日本の伝統やものづくりを世界に発信する「JAPAN STYLE」、エッジの効いた最新のデザインが集結する「MOVEMENT」、良質な北欧ブランドを集めた「NORDIC LIFESTYLE」、注目のフードアイテムゾーン「FOODIST」など、旬なテーマの下に最新デザインアイテムが展開される。

　なお、今年は東京オリンピック・パラリンピックに向け、東京ビッグサイトの一部が工事で使用できなくなるため、西1・3・4ホール＋アトリウムと展示規模が若干縮小されるが、1小間のサイズを7.2平米（3×2.4m）にするなど工夫を凝らすことで出展者数783社（国内647社、海外136社／前年822社）とほぼ同規模の出展者数を確保した。その意味では、例年以上に濃縮した内容となっている。
　梶原靖志社長は記者発表会の冒頭の挨拶で、「今年はチャレンジの年」と位置付けて、そうした会場縮小に対する対応策を説明した他、今年のアトリウム企画『WANTED！』についても「メーカーやディストリビューターがバイヤーにモノを販売するというだけでない、さまざまなニーズに対応する新しい取り組みです。このコンセプトがインテリアライフスタイル、そして展示会全体の新しい流れになると考えています」と意気込みを語った。