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町田校長のあいさつ

　町田ひろ子アカデミーは、3月24日（土）の卒業式にあわせて、卒業生の学習の成果を発表する「卒業制作プレゼンテーション」を、東京・青山の「TEPIAプラザ」にて開催、2017年度の卒業生をはじめ、講師陣、在校生のほか、業界関係者などが集まった。

　町田ひろ子アカデミーが実施するプレゼンテーションとしては、多数のインテリア関連企業を招いて実施する「公開プレゼンテーション」が有名だが、「卒業制作プレゼンテーション」は同校で学んだスキルを披露する集大成のプレゼンテーションである。「公開プレゼンテーション」がチーム制で行われるのに対し、「卒業制作プレゼンテーション」は、各クラスの代表者が個人で行うもの。それだけに、それぞれの個性が顕著に表れるなど先鋭的なデザインが多数提案された。

　プレゼンテーションテーマは、「稼ぐ家」。2世帯住宅の一室が空いた機会に、収益を生み出すビジネスモデルを組み込んだリノベーションを提案するというもの。この難題に対し、7名の代表者たち（1名はガーデニング部門）は、自転車ショップやDIY工房、将棋教室、子ワーキングスペースなどのビジネスを組み込み、シニア層のスキルを活用しながら「稼ぐ家」のコンセプトを構築、その上でそのイメージにあったインテリアコーディネートを展開するなど、非常に見応えのあるプレゼンテーションとなった。

　町田ひろ子校長は、卒業生たちの個性的な提案を高く評価、また「稼ぐ」というインテリアビジネスにとって大切な要素と、受注するためのプレゼンテーション能力の重要性を改めて強調しながら、「プレゼンテーションはモチベーションである」との言葉を卒業生たちに贈った。