2015/03/18　女性専用寄宿舎シェアハウス「S House」が『S Cawaii!』誌とコラボ

リノベーション

2015年3月18日配信

女性専用寄宿舎シェアハウス「S House」が『S Cawaii!』誌とコラボ

プレス発表でのフォトセッション

　東京都内中心に女性専用の寄宿舎シェアハウスを展開する(株)スマートライフ（佐藤哲也社長）は、主婦の友社の若い女性向けファッション誌『S Cawaii!』とコラボし、同誌の人気モデル・藤後夏子さんがインテリアをプロデュースした新築一棟物件のコンセプトハウス「S House」（木造２階建て、全16室）を東急東横線「学芸大学」駅徒歩8分の住宅街（目黒区碑文谷）に開設、4月1日より入居者の募集を開始するが、それに先立ち、３月17日には、渋谷のTKPシダックスホールにてプレス発表会を開催。プロデュースを担当した藤後さん、同誌の浅見悦子編集長と、お笑い芸人ピースの又吉直樹さん、又吉さんとシェア同居中の児玉智洋さん (ジューシーズ)、そしてなぜか又吉さんの相方で、シェアハウスとは無関係（？）の綾部祐二さんも登壇して、賑やかにトークセッションが行われ、こだわりが強い男性ゲストたちの部屋の様子がパネルで取り上げ、お笑い芸人３人でシェア生活中の又吉さんの、男だらけの暮らしぶりなどが紹介された。

　スマートライフ社は、2014 年 4月から新築一棟物件による女性専用寄宿舎シェアハウス事業を展開し、1年足らずで都内に 35棟433居室(2015年 2月末時点)を管理・運営するなど順調に事業を拡大、物件の契約実績でみると、121棟1452居室にのぼる。
　同社では、近年、非正規雇用者が増大し、うち女性の割合が５割を超え、毎年約14万人の若い女性（いわゆるF１層）が東京に転入している現状から、不動産事業における新しい運営プラットフォームとして自社ブランド「かぼちゃの馬車」を立ち上げ、異業種との連携を開始。「違法貸しルーム」が社会問題化する中、受け皿となる建築基準法上の「寄宿舎」に該当する合法的なシェアハウスの展開を目指しており、その第一弾として昨年9月から大手人材派遣会社と業務提携し、「ワーホリイン TOKYO」プロジェクトを推進。仙台、沖縄、京都、大阪、静岡、浜松、金沢、富山などで就職支援説明会を実施し、地方在住若年層の女性の上京を支援している。

外観

　今回の「S Cawaii!」とのコラボは、「かぼちゃの馬車」事業の第二弾に当たる。これは、18〜25歳の学生などを中心とする同誌の読者層が、「S House」の入居者ターゲット像と合致することから、若い女性たちに人気がある“おしゃれ番長”で、インテリアにもこだわりが強いレギュラーモデルの藤後夏子さんを起用して、他にない空間を創造することになったもの。

　スマートライフ社では、今後、異業種との連携を強化、「かぼちゃの馬車」居住者向けのサービスを拡充することで物件拡大を図り、入居者募集後の早期満室達成を目指すとしている。現在(2015 年1月末時点)、121棟1452居室の自社契約物件数を2016年8月までに650棟 6850居室を、売上高は2015年7月期に前期比約10倍の235億円、2016年7月期は750 億円を目標としていく。

　さて、スマートハウス社36 棟目の女性専用寄宿舎シェアハウスにあたる「S House」の名称は、スマートライフ社と『S Cawaii!』の頭文字に、「夢や憧れをもって上京した人たちに希望と憧れ、落ち着きを提供できるようにしたかった。星の看板も将来のスター、希望の星が誕生することも願って」（藤後さん）、“スター”の「S」をかけている。
　「S House」では、藤後夏子さんのプロデュースにより、共用部分のデザインと、3つのテーマ「Brooklyn (ニューヨーク風)」、「Santa Monica (西海岸風)」、「Little Paris (プリンセス風)」を展開。それぞれのテーストをふんだんに表現したスペシャルルームと、ベースの仕様を同系統でまとめた一般ルームを用意している。居室は平均７平米。
　共用部分のデザインについては、ホールの天井はウッド、ほかは全て白で統一し、木のぬくもりで安心感を表現。水回りには、チャップリンやマリリンモンローなど、大柄のウォールステッカーを貼り、キッチンには柄物の壁紙も使用したが、藤後さん曰く「柄がある方が明るく楽しい。海外の家のようなイメージ」を狙っている（一部居室の天井等にも柄物の壁紙を使用）。

■Brooklyn (ニューヨーク風) 「かっこよくクールに」ブルックリンはニューヨークのアパルトマン風。基調はモノトーンでタイル、ウッド系で大人めに。都会的なニューヨークのアパートの一室みたいなイメージ。