リノベーション

2015年7月29日配信

リビタ 地方都市の老朽化ビル等を「シェア型複合ホテル」に再生目指す

 (株)リビタ(都村智史社長)は、全国各地の老朽化した遊休不動産(オフィスビル等)を取得し、用途変更を伴うリノベーションを施すとともに、既存の事業領域を超え、宿泊施設、飲食店、シェアスペース、物販店舗等で構成する「シェア型複合ホテル」へと再生、企画・プロデュースから運営事業までを手がける新規事業を始動。まず初プロジェクトとして、石川県金沢市内に2棟のオフィスの空ビルを取得し、計画時から地域に根差したプレイヤーの参画を募り、協同するかたちで2016年春から夏にかけての開業を目指す。

 この「シェア型複合ホテル」事業のコンセプトは、「日本の未来が宿る場。をつくる」。これは、「日本の未来は地域(ローカル)にこそ宿る」と考えるリビタが、昨年度横浜市に開業した街のシェアスペース「BUKATSUDO(http://bukatsu-do.jp/)」や、東京内神田のシェア型複合施設「the C(http://the-c.tokyo/)」などの活動実績をもとに、新しいツーリズムやライフスタイルを生み出す「シェア型複合ホテル」の創造を通じて、単に空間をシェアするだけでなく、地域の資源や魅力的なコンテンツ、価値を再発掘し、地域を拠点に活動の場を拡げたいと考えるプレイヤーのアイデアや知識、ライフスタイルや価値観などをシェアする場、彼らの活動のきっかけとしての場を提供することで地域の活性化を目指すもの。

 2つの⾦沢のプロジェクトは、「⾦沢橋場町シェア型複合ホテルプロジェクト(仮称)」と、「⾦沢上堤町シェア型複合ホテルプロジェクト(仮称)」。いずれも、金沢市の主要な観光スポットである、「ひがし茶屋街」や21世紀美術館へ徒歩圏にある。前者は、⾦沢市橋場町に立地する築49年のビル(鉄筋コンクリート造陸屋根/地下1 階地上4階建て、延床面積:282.32坪、建築面積:69.88坪)。後者は、沢市上堤町に立地する築43年のビル(鉄筋コンクリート造/地上8階建て、延床面積:857.59坪、建築面積:131.77坪)。いずれも、既存建物の長所をクリエイティブな視点で転用してデザインし、コンパクト型やドミトリーなどスマートな旅のスタイルに応える宿泊施設や、地域内外の多様な人が利用できるラウンジやカフェ&バー、シェアスペース、店舗を併設する計画で、2016年春以降の開業を目指す。

 なお、同社では今後、三大都市圏のエリアを含めながらも、京都、函館、岡山など、全国の地方都市にて積極的に検討し、年間2~3棟を目途に事業化していきたいとしている。

リビタのホームページ
http://www.rebita.co.jp/

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