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2017年12月7日
「IMABARI Color Show」スパイラルガーデンで開催中


「IMABARI Color Show」会場

 タオル産地として海外でも知名度の高い愛媛県今治市は、名水晒として知られる蒼社川の良質な水に恵まれ、優れた染色技術が集積しているが、その染色技術を紹介する大規模な展覧会「IMABARI Color Show」(主催:愛媛県繊維染色工業組合)が、東京・青山のスパイラルガーデンで12月10日(日)まで開催されている。

 今回は、ABCクッキングスタジオの空間デザインや巣鴨信用金庫の建築など、いずれも特徴ある色の使い方を得意とする、日本在住のフランス人建築家・デザイナーのエマニュエル・ムホー氏が、染色に必要な調合割合、温度湿度、時間の概念を「色のレシピ」として視覚的に表現し、これまで誰も経験したことのない1000色の世界をインスタレーションとして展開している。

 また一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)とのコラボにより生まれた「今治の色」も展示されている。「今治の色」は、「流行色を今治から発信してもいいのでは?」という発想から、JAFCAの大澤かほる氏を講師に、流行色の極意を学びつつ、染色工場の経営者や社員、行政などで構成するチームが、自分の好きな今治の風景やイメージを持ち寄り、代表的な色を導き出したもの。今回選定されたのは「青い急流」「海からの贈り物」「菊間グレー」「丹下グレーと劇場レッド」「夜のお話」「はれの門出」という6色。ほかに会場では、今治の染色技術に関する特別展示も行われている。

 なお同展は来年2月2日(金)~12日(月)、今治市みなと交流センター はーばりーにて開催される。今治での会期中には、オープンファクトリーと称し、普段は公開していない染色工場を見学するツアー(今治の色をフィーチュアした特別ランチ付き)や国内外で活躍するゲストを招いたトークを実施するなど、新しい取り組みで今治の魅力を発信し、今治染色の応用の可能性を探る予定。


エマニュエル・ムホー氏「色のレシピ」

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