矢野経済研究所は、このほど2017年第4四半期(10~12月)の住宅リフォーム市場規模について、1兆7300億円(前年比12.9%減)とする推計数値を発表した。また、第4四半期を加えた2017年通期の住宅リフォーム市場規模は6兆2000億円(同0.5%増)となった。
住宅リフォーム市場は、2016年第4四半期から2017年第3四半期まで、4四半期連続の前年同期比プラスで推移してきた。こうした傾向から本格的な回復基調が見込まれていたが、2017年第4四半期は大幅な減少となり、特に12月が大きくマイナスとなった。これにより2017年通期ではほぼ前年並みの市場規模に落ち着いた。
分野別にみると、前年(2016年1~12月計)と比較して「設備修繕・維持」分野は2.5%増となったが、「増改築工事(10平米超+10平米以下)」分野が11.7%減となったことが大きく影響している。また、「家具・インテリア」は1.2%増であった。
2018年の住宅リフォーム市場は、株価の変動などの外部環境の影響を受けやすいものの、緩やかな増加傾向で進むとし、市場規模は6兆2000億円~6兆5000億円を予測している。
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