セミナー会場の様子
(一社)日本テキスタイルデザイン協会(TDA)は、6月18日(月)、昨年に引き続き世界最大規模のインテリアデザイン見本市「ミラノサローネ」のトレンドを解説するセミナー「2018 World Interior Trend Seminarミラノサローネ編」を東京ウィメンズプラザにて開催した。
セミナーは2部構成で行われた。第1部ではテキスタイルデザイナーの橋口典代氏(FILOWORKS代表)が講師を務め、メイン会場であるロー・フィエラミラノ展示会場に出展された家具、キッチン、テキスタイルのトレンド解説を行った。橋口氏は、まず代表的なブランドの新作デザインをピックアップして、デザイナーらしい深い視点からデザインポイントを紹介、その上でミラノサローネ全体のトレンド傾向をまとめて解説した。橋口氏によれば、今年のポイントはデザイナーによる原点回帰、企業によるかつて販売していたデザインのアップデート、サスティナビリティな素材開発など。また各社のコーディネート展示にテレビの存在がなくなった点をあげ、家具の配置、それにともなうライフスタイルの変化も見られるとした。
こうした全体的な傾向を分析したあと、カラー、デザイン、マテリアル、スタイルを切り口により細部のデザイン傾向について解説した。
続く第2部では佐戸川和久氏((株)アイ・アンド・アール代表)が講師を担当、市街で行われるフオリサローネを紹介した。フオリサローネは、ミラノサローネ会期に合わせて、1400社以上の企業が大小さまざまな展示会、パフォーマンス、ディスカッションなどを行う巨大イベント。毎年視察を行う佐戸川和久氏は、その中から特筆される作品をピックアップして、そのデザインの魅力を中心に紹介した。今年は日本人デザイナーの活躍が目立ったとのことだ。
両講師とも、セミナーで使用したスライドは自ら撮影した映像を編集した動画となっている。今回のセミナーでは、それら動画をネット上にアップし、セミナー受講者がいつでも視聴できるようなサービスも提供された。レジメには動画アクセスようのQRコードが掲載されている。
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